「新卒や若手の応募がなかなか集まらない」
「説明会に来てはくれたけれど、反応が薄く、そのまま辞退されてしまった」
こうした声を、福祉法人の現場からよく伺います。
一方で、毎年安定して若手人材の採用に成功している法人も存在します。
この違いは何でしょうか?
そこには、若手が“自然と惹かれる”伝え方や関わり方の工夫があるのです。
① 若手が大切にしているのは、「人」と「空気感」
求職者は「仕事内容」や「待遇」だけで判断するわけではなく、総合的に判断しています。年齢が若いほど、条件的な内容よりも、仲間などの資本を見ています。
「どんな人がいるのか」「どんな雰囲気なのか」「自分がここで働く姿が想像できるか」といった感覚的な部分が重視されています。
- 「あたたかそうな職員の方がいた」
- 「自分の話をしっかり聴いてもらえた」
- 「ここなら無理なく働けそうだなと思った」
こうした印象が、応募や入職の意思決定に直結します。
② 応募に至らない法人のよくある特徴
● 説明会が「法人の沿革・理念」の説明中心
→ 立派な内容でも、自分と関係がある話として受け取ってもらえないことがあります。
● 話すのがベテラン職員や管理職だけ
→ 年齢やキャリアの距離がありすぎて、「自分がここで働くイメージ」が湧きにくくなります。
● キャリアの見通しが伝わらない
→ 「入職後、私はどうなっていくんだろう?」という不安が拭えないままになってしまうのです。
③ 若手が“惹かれる”法人が実践していること
● 近い世代の職員が登壇・紹介される
→ 自分と重ねやすく、働く姿がリアルに想像できます。
● 「1年目はこんなふうに働いています」を具体的に伝える
→ 日常業務・サポート体制・相談できる環境などの情報が安心感を与えます。
● 現場の関係性が自然に伝わる工夫
→ 見学時に雑談やあいさつの様子を見せる、職員間の雰囲気を“演出ではなく、日常として”感じてもらう
これらは大きな投資をしなくても、ちょっとした“伝え方の順番”や“登場人物の選び方”で変えられます。
④ Live aliveのご支援では「届く採用広報」を設計します
私たちLive aliveでは、求人票や説明会の設計において以下を大切にしています。
- 「この人のように働けるかも」と感じてもらえる職員モデルの設計
- 若年層の価値観に合わせた話の順番やトーンの設計
- SNSやnoteなど、職場の日常や雰囲気を伝えるメディア活用
求職者が感じ取るのは、「何を話したか」以上に、「どんな関わりだったか」です。
結び
若手人材の確保において、求人票や待遇による表現だけでは限界があります。
本当に大切なのは、「この法人でなら働いてみたい」と自然に思ってもらえる関係性の種をまくこと。
そのためには、伝え方の順番、登場人物の選び方、関係性の見せ方に一つひとつ丁寧な意図を込めていくことが重要です。
Live aliveでは、そうした“共感される採用広報”の構築を、法人様とともに行っています。
「若手の心に届く採用をしたい」とお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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