1. 導入|制度は「つくる」より「まわす」が難しい
評価制度、キャリア制度、育成制度—— 多くの法人が導入を進めていますが、 「制度を作ったはずなのに、現場で回っていない」 という声も非常に多く聞かれます。
Live aliveでは、このギャップを
「制度は“設計図”だけでは動かない」 と捉えています。
大切なのは、制度を“使われる仕組み”にすること。 それには3つの仕掛けが必要です。
2. 仕掛け①|“場”をカレンダーに埋め込む
制度を機能させるには、まず 「実行する場」を予定に組み込むことが第一歩です。
- 月1回の面談を“制度運用日”として固定
- 半年ごとの振り返り日を法人全体で統一
- 「評価面談週」など、組織的に仕組み化
制度は、時間を確保しない限り、 “忙しいから後回し”になってしまいます。
3. 仕掛け②|“問いかけ型”フォーマットで面談の質を一定にする
福祉現場では、上司が「自分の話をしすぎる」ことで 面談が“対話”ではなく“指導”になってしまう場面がよく見られます。
Live aliveでは、 “問いかけ型”の面談フォーマットを整えることで、 面談の質を一定にし、制度の意図を現場に届けやすくしています。
例:問いの設計
- 「最近、自分で工夫したことはありますか?」
- 「今、何に一番やりがいを感じていますか?」
- 「次に挑戦してみたいことはありますか?」
質問があることで、上司の“しゃべりすぎ”が抑制され、 職員の内省を引き出すことができます。
4. 仕掛け③|“伴走者”の存在
制度は“制度担当者”だけでは回りません。 現場に根づくには、
「一緒に考える人」の存在 が欠かせません。
- 面談の同席者(OJT的に制度を伝える)
- 担当者へのコーチング
- 外部支援者としてのLive aliveの関与
「制度が合っているか不安」「ちゃんとできているか分からない」 という声に、“振り返りと修正”を繰り返せる関係性が制度定着のカギです。
5. まとめ|制度は“設計”より“運用設計”が命
制度があっても、運用されなければ意味がない。 そのために必要なのは:
- 日常に組み込む“場”
- 面談の質を担保する“問いかけフォーマット”
- 継続と定着を支える“伴走”
Live aliveは、制度を「使われる仕組み」に育てる、 制度運用設計支援を行っています。
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