制度が育成につながる設計図

1. 導入|制度を入れたのに、育たない?

「評価制度を入れました」 「キャリアパスも作りました」

それなのに、職員が育っていない。そんな悩みを持つ法人は少なくありません。

制度が“ある”ことと、育成が“回る”ことは別の話です。 育成には、“設計”が必要です。


2. 問題提起|制度は“仕組み”。育成は“循環”

制度はあくまで「型」。 でも育成は、「型に血を通わせる循環」が必要です。

Live aliveでは、育成につながる制度には以下の循環があると考えています:

評価 → 学習課題の明確化 → 機会の提供 → 行動 → 振り返り → 再評価

このループを回す仕組みこそが、制度が“育てる力”を持つ設計です。


3. 育成の循環をつくる5つの要素

1|評価:行動に結びつく“問い”を立てる

  • 「〇〇ができたか」ではなく、「次、何に取り組むか」を引き出す評価

2|課題明確化:面談で1つのテーマを明確に

  • 月1回、短時間でも「この1ヶ月は何を頑張る?」を言葉にする

3|機会提供:役割・研修・OJTなど“場”をつくる

  • 挑戦できる小さな役割を与える
  • 頑張りが見える仕組みにする

4|振り返り:対話と記録で“自覚的成長”に

  • 面談時に「何をやったか」「どう感じたか」を共有

5|再評価:成果だけでなく“取り組み”を見る

  • 行動やプロセスに光を当てる評価設計

4. 実践例|Live aliveが支援した育成設計

ある法人では、制度設計にあたって

  • 行動ベースの評価項目を再設計
  • 面談テンプレを「問い中心」に変更
  • キャリアシートに「挑戦項目」欄を追加

これにより、職員が「今、自分は何を頑張っているか」を言語化できるようになり、 中堅層の離職率が半年で3割減少しました。


5. まとめ|制度が育成を生む“設計図”になっているか?

制度を入れても、育成が進まない。 それは、「型」だけで「循環」がないからです。

育てる組織には、回る仕組みがあります。 Live aliveは、制度を“育成の設計図”にするところから支援します。

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