「その言葉、求職者には響いていません」──求人票・説明会で伝わらない福祉法人の共通点


「求人票もきちんと出していますし、説明会も開いています」
そうお話しくださる法人様は多くいらっしゃいます。
ですが、応募がなかなか来ない、説明会後に連絡が途絶えるといった現象が続いている場合、
私たちは一度、「その言葉、求職者に届いていますか?」と立ち止まって見直すことをご提案しています。


法人の言葉と、求職者の言葉はズレていることがある

たとえば、よく見かける求人票や説明会でのフレーズに、次のようなものがあります。

  • 「アットホームな職場です」
     → 職場によっては“ベタベタしてそう”“人間関係が面倒そう”という逆効果の印象になることもあります。
  • 「研修制度あり」
     → どの法人も書いているため、具体性がなければ差別化にはなりません。

このように、「法人が伝えたいこと」と「求職者に届いていること」にズレがあると、せっかくの魅力も伝わらず、他法人に流れてしまうのです。


伝わらない法人の共通点とは?

採用支援の中で、伝わりにくくなっている法人様には共通する傾向があります。

1. 法人視点で話しすぎている

理念や成り立ちは大切ですが、求職者の関心は「この職場で自分はどんな経験ができるか」です。
法人の“正しさ”よりも、“働くイメージ”が持てるかどうかが問われています。

2. 現場の声がない

現場職員の声やエピソードが説明会や求人票に反映されていない場合、「本当にいい職場なのかな?」という不安を生みやすくなります。
「自分と近い人が働いている」ことが、安心感につながります。

3. 抽象的な言葉ばかり

「しっかり教えます」ではなく、「1週間はOJT担当が毎日同行し、2週目から少しずつ独り立ちします」のような具体的表現の方が、はるかに信頼されます。


求職者は「情報」ではなく「イメージ」で応募を決めている

求職者は、応募時に法人パンフレットを細かく読んでいるわけではありません。
大半は「なんとなく雰囲気が良さそう」「ここなら自分でもやれそう」という**“感覚”で選択しています。**

そのために必要なのは、理念や制度よりも、
「この法人で働いている自分が想像できるか」という点です。


Live aliveの採用支援では、「伝え方」のチューニングを大切にしています

私たちLive aliveでは、福祉法人様の採用活動をご支援する際、
求人票の添削や説明会の設計、面接トークの見直しまで含め、**“言葉の伝え方”**にこだわっています。

  • 求職者の視点に立った文言の見直し
  • 現場職員の声や写真の活用
  • 法人の魅力を、イメージとして伝える言語化サポート

伝えているつもりが、届いていない。
そのギャップを埋めることが、私たちの仕事のひとつです。


おわりに

採用において、“伝え方”は戦略です。
どんなに素晴らしい法人でも、その魅力が適切に言葉に乗らなければ、届きません。

Live aliveでは、求人票の添削・説明会の改善提案・面接設計など、
“見える採用力”を高める伴走支援を行っています。

「うちは何をどう伝えればいいのか分からない」
「他法人との違いをうまく言葉にできない」
そんなお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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